2005年09月05日

選挙のことを扱うネットユーザーの皆様へ

選挙について扱えないので
引き続き、ブログと公職選挙法の危険性について
扱いたいと思います。

[ゴーログ]公職選挙法に抵触しないブログ活用のために

アルファブロガーの木村剛さんが
エントリをたてて、公職選挙法に抵触しないための
ブログ活用について書いておられます。

ブログで選挙のことを扱う上で問題になるのは
公職選挙法第146条のためです。

公職選挙法、第146条

「何人も、選挙運動の期間中は、著述、演芸等の広告その他いかなる名義をもってするを問わず、第142条《文書図画の頒布》又は第143条《文書図画の掲示》の禁止を免れる行為として、公職の候補者の氏名若しくはシンボルマーク、政党その他の政治団体の名称又は公職の候補者を推薦し、支持し若しくは反対する者の名を表示する文書図画を頒布し掲示してはならない


文書図画の規定は、
総務省によって、ネット上の文書を含むとされています。

この規定に従うならば、選挙運動の期間中は、
ブログ上で、政党、その他の政治団体の名称、
あるいは候補者を当選、もしくは落選させる
意図をもった記事を出してはならない事になります。

ここが問題で、グレーゾーンなんですね。

今、ネット上では、そういった流言飛語の類の
記事が踊っていますが、当局の裁量一つで
公職選挙法違反にできちゃいます。
グレーゾーンなので、どうにでも解釈できちゃう
部分があると感じられます。

例えば、ですけど
政党、あるいは候補者のスキャンダルを
ブログに載せたら、公職選挙法違反で
『2年以下の禁錮又は50万円以下の罰金』に
問われる可能性は十分あります。

事実だといった所で、これが候補者を落選させる意図を
もって記事である、あるいは政党の支持率を
落とすための記事であると当局に解釈されたら
逮捕される可能性があります。

凄い恣意的な運用が可能な法律なんです。


一方で、メディアに関しては、
憲法で表現の自由が認められていますから


公職選挙法の第148条で

「新聞紙、雑誌の報道及び評論等の自由」を定め、
「新聞紙(これに類する通信類を含む)又は雑誌が、
選挙に関し、報道及び評論を掲載するの自由を妨げるものではない」

と規定されていて、第146条の規定を免れています。

つまりスキャンダルを載せても、
第148条が守ってくれるということだと思われます。
ですが、ブロガーにこの条項が適用されるかは
又、微妙なトコです。

木村さんは、この規定にブログも含まれるという
スタンスで持論を展開されておられますが、
それでも危険はあります。


選挙のことを扱うブロガーやサイトの管理者の皆様、
公職選挙法は、凄く危険で注意が必要です。


以下注意点なのですが


特定の政党、あるいは政治団体、候補者名、シンボルマークなどを
もって、それらの推薦か反対する記事をネットにアップする事

候補者を当選、あるいは落選させる意図をもって書かれたと解釈される可能性がある記事



の二つのいずれかに触れた記事の場合、
『2年以下の禁錮又は50万円以下の罰金』
になる可能性がありえます。

ですので、選挙のことを記事で扱う時にはくれぐれも
注意してください。

嘘みたいですが、本当に逮捕される可能性があるんです。
ブログ上で特定の候補、政党を支持ないし、不支持したと
当局に解釈されただけで。


最後は当局の解釈次第ですが、
当局に善意を期待するのは危険だと
歴史が証明しています。

ですから、自己防衛してください。
<
posted by kanri at 17:24 | Comment(45) | TrackBack(90) | 2005衆院総選挙

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